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オーストラリア向け和紙の名刺は紙全面総柄の花柄と活版印刷のエンボスが特徴

こちらは以前に依頼のあった、
和紙の鳥の子紙を使った名刺の作製事例になります。

鳥の子紙にシルク印刷、合紙加工、活版印刷、角丸加工で作製した名刺
オーストラリア向けに別注で作製した和紙の名刺

オーストラリア・メルボルン近郊の町に在住の日本人の方から
自身のお仕事で使用される名刺作製のお問合せがありました。

何度かのやり取りを行い、
名刺用紙の和紙や印刷や加工内容などの仕様を決定しました。

鳥の子紙を名刺用紙にして花柄をシルク印刷と活版印刷で仕上げました
柄の上から活版印刷で作製した和紙の名刺

名刺用紙はオーソドックスな鳥の子紙の白色を使用し、
1枚だけでは名刺として薄かったので、
2枚を合紙加工し、紙に少し厚みを持たせました。

また名刺用紙の片面には少し光沢のある白ギラインクを使って、
シルク印刷で紙全面の総柄で細かな花柄を入れています。

和紙の名刺の裏面も活版印刷で作製しました
活版印刷で作製した鳥の子紙の名刺

表面と裏面にはロゴマーク、ロゴタイプ、連絡先などを活版印刷で、
紙表面に刻印でエンボスしたような凹凸が特徴の名刺になっています。

また名刺の四方の角は丸くする加工を施し、
通常であれば、真四角な名刺であるところに、
名刺自体に少し柔らかさを持たせました。

活版印刷で作製した和紙の名刺に角丸加工で少し丸みを持たせました
鳥の子紙の名刺の四方には丸みを持たせています

完成までかなり時間がかかりましたが、
先日、無事にオーストラリアに納品。
名刺の出来に喜んでいるとの連絡をいただき、
今後のモチベーションアップに繋がりそうです。
この度はどうもありがとうございました。

▼「活版印刷で作成した別注の和紙名刺」の詳細は以下の通りです。

【使用した和紙について】 
鳥の子紙、白色、特厚口、機械漉き和紙、福井県越前産

【サイズについて】
55×91ミリ

【印刷や加工について】
合紙、シルク印刷、活版印刷(表面2色/裏面2色)、角丸(3mmアール)

【作製枚数について】
500枚

【納期について】
デザインや印刷や加工内容などの仕様が決定し、
完成・納品まで~20日程度を想定しています。

【作製代金について】
使用する和紙、仕様やデザインにより価格は変動します。
下記のお問い合わせページよりご気軽にお問い合わせください。

【その他】
・表面に入るシルク印刷の柄は約60種類の中から選択可能です。
 名刺サイズなら紙全面の総柄を選んだ方が見栄えが綺麗かと思います。

・名刺サイズ以外にもハガキサイズ、A4サイズ、A3サイズ、
 賞状や免状サイズなどその他の変形サイズにも対応可能です。

・その他の各種和紙への転用が可能です。
・名刺原稿のデザインも承っております。(別途費用扱いになります)

・印刷原稿はイラストレータで作成した完全データとpdfをご用意ください。
・印刷の際は必ず事前にデータを確認させてください。
 事前確認のためのデータ(.pdf又は.jpg)がございましたら、
 hirokawate(※)gmail.com に(※)@を変え、直接送信ください。

・その他、和紙や関連する印刷や加工もご気軽にご相談下さい。

・別注の和紙作りや紙製品作り、OEMの対応も承っています。
 下記のお問い合わせページよりご気軽にお問合せください。 finepaper.jp 河手

 


※『和紙を使った名刺の作製』に関連するブログの記事:
[⇒]鳥の子紙全面に入った桜の花びらの総柄が特徴の個人用名刺とは
[⇒]和紙特有のザラついた素材感が特徴、凸版で印刷する会社経営者向けの手漉き名刺
[⇒]紙好きの方なら知っておきたい手漉き名刺の柄重ねの表現手法とは

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