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大判和紙のタペストリーを出展のパリデザインウィーク2015で得た感触とある気づき

先月上旬にフランス・パリで開催の展示会、
PARIS DESIGN WEEK 2015(パリデザインウィーク2015)に出展、
自身も渡仏し、現地の会場で6日間アテンドしてきました。

パリデザインウィークは、フランスで最大の展示会
「MAISON & OBJET(メゾン・エ・オブジェ)」とほぼ同時期に
パリ市内の様々な会場で開催されるデザインやアート関連のイベント。

パリデザインウィーク2015の出展会場はマレ地区のギャルリーゴスレーズ
展示会場はパリ3区マレ地区のギャラリー

展示会場はパリの中心地に位置する、3区マレ地区のギャラリー
「Galerie Gosserez(ギャルリー・ゴスレーズ)」でした。

周辺には色々なジャンルのギャラリーや美術館などが点在し、
デザインやアートに対する感度の高い方々が集まる、
とても落ち着いた雰囲気の場所でした。

日本から出展したのは11人、参加者全員で会場をシェアし、
「日本のデザインの今(四季-うつろい-)」をテーマにして、
プロダクト、インスタレーション、空間演出などを展示、
パリだけでなくヨーロッパ各国の方々にご覧いただきました。

今回、当社は大判和紙のタペストリーを出展、
襖を漉く際の表現技法を活用し、紙全体的に穴があき、
光の透け感や原料の素材感が特徴です。

原料である三椏の素材感、光が透過する透け感や陰影を生かし、
飲食店や店舗ショールームをはじめとした商空間や
個人のインテリアを演出する素材として想定し、
別注で紙を漉いて作製しました。

パリデザインウィーク2015に出展した別注の大判和紙
光の透け感や素材感が特徴の大判タペストリー

来場者の反応は概ね好評、日本の手仕事の良さや
伝統的な素材や加工方法に興味がある方々が多かったです。
また基本的に親日的な方々だったのが良かったです。
説明や対応がしやすかったです。

当社が出展したタペストリーの反応も概ね好評でした。
大判和紙の作製方法、紙色の変更、表現できる柄、作製可能なサイズ、用途など
具体的なお話しができたのが良かったです。

また、来場者も比較的、日本の方が多かったように思いました。
パリ郊外で開催のMaison & Objetを観に来られたバイヤーさんが
そのまま市内に観に来られているのかもしれません。

現地で対応していた時の気づきは、アジアの中の日本でした。
もしかしたら、あまり知識が無い方が見れるれば、
アジアも日本も同様に捉えられているのではあるまいか…?

日本とは一体何だろう・・・という問いが
頭の中に去来しながらの帰国になりました。

デザイン、色彩、形状、表現方法、陰影、大きさなどその独自性を
今回のパリ出展で再考するいい機会となりそうです。

またの機会、パリ出展の機会がありましたら、是非頑張りたいと思います。
良い経験と刺激になったパリ滞在でした。

今回のパリ出展の様子を再現する帰国展が
12月上旬に京都で再現することになっています。

会期や日時など詳細は後日、お知らせします。
ご都合宜しければ、是非お立ち寄りください。

finepaper.jp 小野商店・河手


※「パリデザインウィーク出展」に関連するブログの記事:

 

[限定品]パリデザインウィーク2015に出展の手漉大判和紙(2本セット)
[⇒]タペストリー型の大判和紙で再挑戦、昨年に続きパリデザウィーク2015出展が決定
[⇒]kon-gara作品を出展したパリデザインウィーク2014の8日間が無事終了
[⇒]PARIS DESIGN WEEK 2014に初出展するkon-gara、パリ3区マレ地区のギャラリーで発表


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